うつを理解することが大切

医者

治療や再発防止について

うつ病は精神的な病だとされていますが、心だけではなく身体にも影響を及ぼすということを知っておきましょう。肉体的な影響としては睡眠障害や摂食障害が挙げられます。眠れなくなったり、眠れたとしてもすぐ目が覚めてしまって深く眠れなくなったりすることもあります。また、目覚めも悪く寝た気がしないのも特徴です。摂食障害に関しては、急激に食欲が増加したり、逆に食欲不振になって体重が減少したりしてしまうケースも珍しくありません。過食症や拒食症を同時に発症してしまうこともありますので注意が必要です。その他にも全身のだるさや頭痛や吐き気、女性の場合はホルモンバランスが乱れてしまい月経がストップすることもあるでしょう。最初はうつ状態が続いて精神的な問題だけだと認識していても、いつの間にか肉体も蝕まれてしまいます。うつ病かもしれないと自分自身で疑い始めたときにはすでにうつ状態に陥っている可能性があります。まずは医師の診断を仰ぎましょう。うつ病は治療することが改善させることができるのです。うつ病の治療に用いられるのが抗うつ剤です。うつ病は神経伝達物質が正常に伝わらなくて起こりうる症状でもあります。抗うつ剤を用いることによって伝達を正常に整える効果が期待できるのです。抗うつ剤は単発で服用するのではなく、毎日服用し続けることによって効果を生み出します。また、副作用として頭痛や吐き気などが生じるケースがありますので、併用して副作用を抑える効果の薬を服用する場合もあります。また、過度な摂取は逆効果になるので摂取量は必ず守りましょう。うつになりやすい人がいるように逆にうつになりにくい人もいます。同じ体験をしてもうつになる人とならない人がいるということは考え方や思考を変えることによってあらかじめうつを防ぐことができると言って良いかもしれません。子供のうちに性格は形成されますので、本質を変えることはなかなか容易ではありません。しかし、状況や環境、接する人間によって自分自身を変えることもできるのです。一度うつ病が発症すると、治ったとしてもひょんなことから再発する恐れがあります。そこで大切なのが抗うつ剤の辞めるタイミングです。うつ症状が落ち着いたからと言って自分のタイミングで抗うつ剤の服用を辞めるのは厳禁です。症状が改善してすぐに服用を辞めた場合、うつ病を再発する確率がグンと上がります。逆に症状が和らいでもしばらく抗うつ剤の服用を続けた場合、うつのない状態を長く継続させることによって再発する確率が下がります。うつ病を予防するためには物事のとらえ方のトレーニングも効果的です。認知行動療法とも呼ばれるのですが、このトレーニングを行うことによってうつ病を予防することができます。うつになる人は真面目で責任感があり、人に弱みを見せたくない完璧主義者に多い傾向があります。辛いことがあっても人に相談をしないで自分の中で解決しようとします。その結果、ストレスを人より溜め込みやすくなってしまうのです。うつにならないためには溜まったストレスを解消できる趣味や楽しみがあると効果的です。ストレスが溜まるのは仕方ありませんが、そのストレスを発散できるかどうかがカギとなるでしょう。